会社の決算書、つまり、会社の会計の数字とは、事実の集大成であり、数字を数字としてしか見ないといったような状況に陥らないように注意しましょう。
というのも、会社はいろいろな活動をしていて、その全ての行為を共通の、誰もがわかる形で表現しようと思えば、
数字というもので表現するしかないのです。
最適な表現手段の一つと思って下さい。
人間が言葉でコミュニケーションをとるように、会社の活動も「会計」という、「共通の言語」=「数字」でお互いのことを理解し合っているのです。
お金を借りている銀行や、株主、社員、税務署、その他色々な人達に会社の状態を報告する必要があるからです。
もちろん、数字だけでなく、言葉・文章での表現も必要でありますがここでは数字だけを取り上げます。
一つの取引として、得意先に商品を売上げた行為を考えます。
この行為をひとつとってみても、値決め交渉に始まり、売買商品数、運送業者、銀行やそのほかにも
さまざまな関係者、契約、交渉などが複雑に絡まりあっています。
会社の意図するところや、目標も盛り込まれたものが結果として数字に表現されています。
会社の決算書の数字の裏側にはこのような様々な事実があるのです。
数字を読むということは、数字から会社の活動がどのように行われているかを連想していく連想ゲームみたいなものです。
例えば、ある会社の売上内容を知りたいと思ったら、まず、売上規模を表現している数字を見ます。
これが1,000万円といった数字であれば、1,000万円というのは動かしようのない事実です。
数字は伝える人の主観が入る余地がありません。
そして、その数字が何で構成されているかをイメージしていくのです。
まだまだいくらでもあるのです。どんなことでも考えられますからね。
考えられる限りのことを考えます。
これがさっき書いた連想ゲームと言うことです。
すごく経理的な数字の見方なのですが、経理では「安全」や「保守」ということを大事にしますので、
数字の見方に関しては非常に性悪説ですし、懐疑的ですし、慎重です。