日経新聞を読んでいても、毎日のように、会計関連のニュースが飛び込んできます。
例えば、M&A、粉飾決算、利益の見通しなどです。
今回は資産を疑うという観点で書いていこうと思います。
会社の資産といえばどんなものが思い浮かびますか?
現金・預金、債権、在庫、人材、ブランド、有効な情報などがすぐ思いつくものであると思います。
これらは経営をしていく上で重要な資産には違いありませんが、上場企業のIR情報などに載っている
”有価証券報告書”、”決算短信”などには、人材、ブランド、有効な情報といったものは資産として
財務諸表には計上されていません(ブランドは、買収したときのみ計上されることがあります)。
金額で表せないもの、それが今の財務諸表の限界で、このあたりはその企業を実際に見て実体で判断しないと数字では分からないものです。
つまり金額換算できないものは載っていないのです。その部分のほうが実際に記載されている数字よりも価値のある情報であることがあります。
また、数字として載っていても、安易に受け止めるのではなく、
在庫のうちどれだけ不良在庫があるのだ?とか、
債権はちゃんとサイクルどおりに回収できるものか?とか、
費用として計上すべきものを、資産として計上していないか?
(資産として残すと利益は一時的に増えたように映るが、結局将来的には費用になる)などという具合に、常に疑問を持つ姿勢が大事なのです。
つまり、資産には、会社が出す財務諸表に載ってこないもの(人材、ブランド、その企業が持つ情報など)と、財務諸表に数字として載っている部分の二種類があります。
また、それだけではなく、財務諸表に記載されたその資産は、確実にそれだけの価値のあるものなのかを常に疑う姿勢を持っておかなければなりません。
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