会社の決算書を見るときに、ストックとフローという考え方があります。
ストックはいわゆる蓄積の部分で、フローはいわゆる流れていく部分のことです。
ストックの最たるものは現金です。
利益を出してどんどん現金が会社に入ってくれば、どんどんお金が貯まっていきますよね。
そんな貯まるものというイメージです。
会社のストックとし蓄積されたものが集約されているのが、いわゆる貸借対照表(バランスシート:BS)です。
一方、フローの最たるものは家賃です。
支払った分だけ、支払い家賃の額はどんどん大きくなっていきます。
でも、会社の決算は一年を一単位としているので、翌年になれば、またゼロからのスタートです。
売上高も、一年間という期間で集計され、翌年になれば、また一から数えていきますよね。
まさに流れていきます。
こういったものがいわゆる損益計算書(プロフィット&ロス・ステートメントもしくは、インカムステートメント:PL)です。
会計を考える時にはどうしても、きっちりとした簿記の仕訳の印象からか、1円でも間違えてはいけないと言うイメージがあるかとは思います。
しかし、私がここで書いている会計では、そんな細かいことは気にしません。
あくまで、「大体の」とか、「こんな感じ」という、イメージを持っていただければオッケーです。
会計の概念(考え方)を勉強していく時に難しい1円単位の仕訳は必要ありません。
大部分の人が知る必要のある会計は、一円単位の、仕訳を中心とした会計より、むしろ考え方を学ぶことだと思います。
そこから入ると、時間のない大人の方は入り口に入ろうともしません。
だから、面白くということを念頭に、色々な事象が会計的な観点から見ることの出来るようにということで書いて行きたいと考えています。
話を戻しまして、会計の流れとして、まず、ストックがあります。
会社設立時に準備した資本金、つまり、現金や、商品、場所などがスタート時点です。
そこから一年間という単位で会社の活動(企業活動、営業活動)を行ないます。
一年という期間を区切っているので、この期間でどれだけ売上を上げたかや、コストがどれだけかかったかを集計します。
その集計後、残ったものはどれだけあるか?
というのが、また、ストックということです。
会社の活動はこの繰り返しになります。
フローで生み出された利益をストックとしてどんどん蓄えていく。
それで会社は大きくなりますし、また、増えたストックを大きな設備投資などで、使用できたりします。
「会社の体力」なんて表現も良く聞かれると思いますが、これも、会社のストックの大きさを表すもので、たくさんの資産を持っている会社かどうかと言い換えることが出来ると思います。
簿記の仕訳は、このストックとフローを一気に計算させることが出来るので、「複式簿記」なんて言われているのです。